「そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか」山口揚平
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概要:
書名の通り、企業で働くこと、
個人で働くことに対しての考え方や、
行動方法など違いを記載しながら生き残り方を説明する
感想:
「自由を手にするべくあがいてみてほしい」筆者はこう書きます。
それこそが「生きている」ことを実感する方法であり、
多くの日本人がどれだけ本当に生きているのかを疑問に感じている
と書きます。
そして起業することに対して一番大切なのは収入源。
その収入を得る工夫は5つの面から考えるべきだと主張します。
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・「顧客」は個人だけではない
・「商品」そのもの意外で収益を上げろ
・収益を得るタイミングは一度だけとは限らない
・「相手の懐が痛まない」支払い方法にしよう
・商品の価値を生み出す原泉には、できるだけお金をかけない
(P71)
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そして既存モデルと戦う方法として、「成功報酬型モデル」
の可能性を示唆します。
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しかし、日本でも実は今、
これまではかかっている工数への報酬でお金をもらっていたような
モデルが、
成功報酬型に移行するケースがだんだん出てきています。
人材紹介の場合、まず求人情報の掲載自体は無料にしました。
ここは、もしリクルートだったら15万や20万、
場合によっては40万〜50万円とかかる部分です。
それできちんと人が採用された場合のみ、
お金を払うと言う仕組み。つまり、成功報酬型です。
このように、成功報酬型モデルで扱うものは何でもいいのです。
コンサルティングみたいなサービス業だったら占いでもできるかも
しれないし、サービスでなくても、何かのコンテンツでも、
例えば化粧品みたいな商品でも成功・成果報酬は可能です。
(P88)
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そして、固定費に関しては徹底的に削減することを進めています。
家賃や人件費に代表される固定費については少なければ少ないほど
リスクは軽減すると記します。
さらに人を雇う時の考え方を下記の通り記します。
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人を雇うときは、あらかじめ別れを覚悟しておく
僕は一人と別れるたびに、一ヶ月悩みました。
とても辛かったです。今でも辛い。だから最初から「辛いよ」
と言っておきます。
(P142)
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もう一点、
サラリーマン時代と起業家時代の違いを明確に一つ記します。
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ベストを尽くすよりもベターを積み重ねる
そして、顧客に対する価値を上げるためには、「
ベターを積み重ねる」ことが必要です。
自分がベストを尽くして没頭してしまうと、
周りが見えなくなってしまいますよね。だから、
ベターを積み重ねるということは、
常に一歩引いた姿勢で少しずつ歩を進めるということです。
(P162)
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最後に参考になった箇所。あらゆる問題は「典型的なもの」
だと知っておくことの重要性を説きます。
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①それは典型的なものである、と知る
②最悪のケースを想定しておき、深呼吸する
③ときには意味付けをせずに「流される」
→物事それ自体はニュートラルです。出来事は意味を持ちません。
意味を与えるのは人間です。
(P189)
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とても参考になる一冊でした。
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