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概要:
堀江貴文、出所後はじめての書き下ろし。
今まで書かなかったプレイベートについても記載している。
感想:
こ の本は多くの人に受け入れられるんだろうなと思った。なぜか?それは簡単で弱みを見せているから。人間、弱みを見せることはとてもかっこ悪いと思いがちな のだが、それを好意的に受け入れる人が多数だと思う。特に強がってた風(本人はそう思ってないが)の人間がこういう風に素直に書くのは好感もたれるんだろ うなと思った。
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ところが、ここから人生最大の孤独に襲われることになる。
妻と子供の出て行った空間の、残酷なまでの広さ。子供用のおもちゃ、カラフルな飾り付け、妻の雑貨などがなくなった部屋の、絶望的な静けさ。
あれほど煩わしく感じていた家族を失うことが、こんなにも寂しいものなのか。一人で住むには大きすぎる、殺風景な一軒家。それはまるで、がらんどうになった僕の心を映し出す鏡のようだった。
そ んなある日、何気なく開けた引き出しの中から、一枚の写真が出てきた。カメラに向かって無邪気な笑顔を見せる、息子の写真だ。写真を持つ手が震え、膝が震 える。もう二度と、この子に会うことは出来ない。会ってはいけないと、理性の頭がそう言っている。しかし、感情は大きく揺さぶられる。自分が失ったものの 大きさに、打ちのめされる。
(P173)
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ホリエモンが結婚して離婚していたことさえ知らない人も多いのではないかと思う中で初めての記述だと思う。それは本当に素直に書いている感じがする。
ただ、この箇所を除いては著者の主張はなんら変わっていない。相変わらずの王道。変われない人にはとてもやっかいな刺激だし、変われる人にはその一歩を踏み出すきっかけになると思う。自分も後者で読んでいた。
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多くのビジネスマンは自らの「労働」をお金に換えているのではなく、そこに費やす「時間」をお金に換えているのだ。
(P120)
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コレ!確かにそうなんだよなと思う。特に営業系では無い仕事は大半がコレだと思う。とにかく時間をたくさん使うことが大事でそこから生産されるモノに対しては不感症になっている。
やりがいの無い仕事だからしょうがない。と言う発言に対してもこのように返す。
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やりがいとは「見つける」ものではなく、自らの手で「つくる」ものだ。人はなにかに「没頭」することができたとき、その対象を好きになることができる。
人は「仕事が好きだから、営業に没頭する」のではない。順番は逆で、「営業に没頭したから、仕事が好きになる」のだ。
(P123)
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また、やりたいことが無いと言う意見にはこう答える。
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やりたいことが無いと言う理由は、最初から「できっこない」とあきらめているからだ。突き抜けられる人と、そうでない人の違いは、次の一点に尽きる。
物事を「できない理由」から考えるのか、それとも「できる理由」から考えるのか。
(P132)
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そして、起業は誰でも出来ると締めくくる。そして問いかける。
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どこかで思考することをやめ、前に進むことをやめ、前例や常識ばかりを振りかざす、心の「オヤジ」になっていないだろうか?
「できる理由」を考えず、「できない理由」ばかり口にしていないだろうか?
これからの自分がどんな働き方を選ぶのか、もう一度真剣に考えて欲しい。それは自分の行き方を選ぶことに直結する。人はメシを食うために働くのではない。働くことは生きること。僕らは、自らのせいを充実させるために働くのだ。
(P157)
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なんでもかんでも起業が正しいとは思わない。ただし、自分で考え、自分で実行するならば余計なしがらみが一番無い自分の会社がいいに決まっている。だから起業するんだ。それが働くと言う行為に対して一番純粋な回答なんだとひたすら問いかける本でした。
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