2013年5月13日月曜日

【書評026】「勝負哲学」岡田武史、羽生善治

「勝負哲学」岡田武史、羽生善治
URL:http://goo.gl/JoaGA

 概要:

一流の勝負師である二人の対談集。勝負どころの見極め方、勝負どころでの考え方などを語る。

 感想:

実績のある二人は共通して、「過去にこだわらない」「新しさに鋭敏でないと最前線では競えない」と話す。

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過去に何回勝ったとか優勝したかというのは何の力にもなりません
実績にしても先方にしても、この二、三年でどれだけ頑張っているか、何を成し遂げているかが激しく問われています。
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個人的にも経験を積めば積む程、新しいことやモノに対してまっさらな視点で視れないことが多いなと実感することが多いです。webの広告業界なんて発展途上もいいとこ、へんなこだわりを持たず、常に新しいモノに対して敏感でいたいと思いました。

また、勝負の綾をつくる重要なファクターの「ミス」についてのやりとりも印象に残りました。

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実際には、勝負を分ける要因の八割方は小さなことなんですよ。そのたった一度の実に些細なものであっても、全体の流れをガラリと変える大きな傷になってしまうことが多々あるんです。
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こうやって書くと「そりゃそうだ」って思うんだけど、羽生善治の将棋の一手に関する話しとか、岡田監督のワールドカップでのちょっとしたミスからの形勢逆転などを読むと、大なり小なり小さなミスから全てスタートすることを実感。

逆に考えると、小さなミスは隠しやすく、なんとかなるんだけど、そういったミスが発生したときこそきちんと対応すべきだと思いました。

最後に「負け」に関して

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負けも必要だから起こる、と。いまより少しでも高いところへ行くために、この負けがあるんだ
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勝ちもあれば、負けもあるのが必然。負けを認めてそこから何を学び、次どう生かすのか、そういう視点を持ち続けたいと思いました。





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