2013年4月1日月曜日

【書評021】「ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家」松井博

 「ムハマド・ユヌス自伝―貧困なき世界をめざす銀行家」松井博
 URL:http://goo.gl/iHL0U

 概要:「ソーシャルビジネス」「マイクロクレジット」考案者
    グラミン銀行を立ち上げ、新しい支援方法を確立。

 感想:上記で紹介したのですが、津田大介がこの人の言葉を引用
    するまではどんな人かよく知りませんでした。ただ良いこと
    言うなと思って本買って読んでみました。

    担保も何も無い人に小額を貸し出す、寄付では無く投資。
    返済率は97%もある。インターネットがあるからこそ
    個人の投資家と通常では投資を受けられない個人をつなげる。

    ムハマドは、「現金資本ではなく人間資本。投資して
    もらった金額は必ず返済される」と言う信念のもと
    グラミン銀行を立ち上げる。

    グラミン銀行自体はバングラデシュ限定でしたが、この
    ネットを通じて個人をつなげるマイクロクレジットと言う
    考え方とモデルは、アメリカの貧困層を筆頭に世界中で
    利用され始めてます。

    ソーシャルビジネスってなんだか胡散臭いなと思って
    ましたが、「人間は儲けること、利益をあげるために
    地球に生まれたロボットではない」などの言葉を正面から
    ぶつけられると利己的では無く利他的な行動も当然ありえる
    と思えてきました。

    だからすぐにソーシャルビジネス万歳とはなりませんが
    ネットを通じた新しい仕組み。その仕組みが今まで援助
    しずらかった人達を助けることが出来ているのはいいな
    と思いました。少し手伝ってみようかな。




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