URL:http://goo.gl/vjvkF
概要:ジャレド・ダイアモンド(Jared Diamond)、ノーム・チョムスキー(Noam Chomsky)、
オリバー・サックス(Oliver Sacks)、マービン・ミンスキー(Marvin Minsky)、
トム・レイトン(Tom Leighton)、ジェームズ・ワトソン(James D. Watson)へのインタビュー本
感想:Amazon評価や日経での書評ですごい評価が高かった本で読んでみたいと思ってました。
ほぼ70歳以上の人が多いので、示唆に飛んだ表現がたくさんありました。
確かに気づきもある。
でもそれ以上に新しいものに対する許容が出来ないんだなと思いました。
特にインターネットについて一人(アカマイ創業者のトム・レイトン)以外は
全員が否定的だったのは残念でした。
サックスは、検索は便利だけど、email はダメだと書く。emailのせいで
正しいコミュニケーションが取れなくなったと。
ミンスキーはSNSから有用な情報は手に入らないと断言する。
チョムスキーは、意味の無い、時に害を成すコミュニケーションが発生すると書く。
(カルト集団など)
ネット業界でずっと働く身としては、インターネットで社会は良くも悪くも
変わったと思ってます。それを悪い面だけ評価し、昔は良かったと表した本ならば
この老害達へのインタビューを絶賛してるのも65以上の定年して懐古主義な
人達であり、本書もそういう懐古主義者への慰め本でしかないなと思いました。
新しいものを理解し、許容する能力が無いのはとても悲しいと思う。
年を取るときの反面教師にしたいです。そういう意味で良い本でした。
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