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概要:キャパの代表作「崩れ落ちる兵士」に対しての沢木耕太郎による新しい仮説
感想:「突撃する兵士」と「崩れ落ちる兵士」が同時に撮られていたこと。
キャパとゲルダがそれを同時に撮影していたこと。を大胆な仮説と膨大な調査
により紐解いてました。下手な小説よりも面白かったです。
嘘で作った「崩れ落ちる兵士」と言う作品に対して負い目を背負ったキャパは、
影響の大きさに真実を語りませんでした。その行為に懺悔するように写真を
撮り続け、最後ノルマンディー作戦の作品でやっと本当の戦場カメラマン、
報道に携わることが出来たんだと記します。
そして、この作品が真贋問わずキャパへの親愛は変わらないことを記し本書を
締めくくってます。沢木耕太郎は相変わらず良い作品書くなと思った一冊でした。
(「深夜特急」しか読んだことないならもったいない)
これ読んで、横浜美術館行くのをオススメします。3月24日まで。
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